劉簡之兄弟

「彭城郡呂県」の劉氏は劉簡之兄弟とその末裔が著名。『宋書』巻六十五、劉康祖劉康祖,彭城呂人。世居京口。伯父簡之,有志榦,為高祖所知。高祖將謀興復,收集才力之士,嘗再造簡之,值有賓客。簡之悟其意,謂弟虔之曰:「劉下邳頻再來,必當有意。既不得共語,汝可試往見之。」既至,高祖已克京城,虔之即便投義。簡之聞之,殺耕牛,會聚徒眾,率以赴高祖。簡之歷官至通直常侍,少府,太尉諮議參軍。劉簡之らは京口に済み、また...
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劉徳願の補足2

孝武帝の始めに免官となった劉徳願ですが、後に秦郡太守として復帰。首都付近、江北の太守のはずですが、そのまま首都に留まっていたようです。『宋書』巻六、孝武帝紀、大明七年六月(中略)戊辰,以秦郡太守劉德願為豫州刺史。463年に豫州刺史。孝武帝の褒賞によるものですが、すぐには赴任しなかったようで、『宋書』巻三十、五行志一、木、服妖孝武帝世,豫州刺史劉德願善御車,世祖嘗使之御畫輪,幸太宰江夏王義恭第。德願...
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劉徳願の補足

南城県侯劉徳願は功臣の子であり、皇帝一族の同郷、好条件が揃っていました。『太平御覧』巻五百八十三、楽部二十一、琵琶『宋書』庾仲文爲吏部尚書,好貨,先與劉德願殊惡。德願自持琵琶甚精麗,遺之,便復款然。劉徳願は庾炳之(庾仲文)と不仲だったのですが、庾炳之が吏部尚書の時に、所有する精巧優麗な琵琶を贈与してことで親しくなったそうです。庾炳之は文帝の腹心で445年から448年まで権勢をふるっていた人物ですが...
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季漢輔臣賛の人物について3

続き。今回は載せられなかった人物にも言及します。第27の馬良らは、荊州の名士達です。6人登場しますが、2人は諱も出身も陳寿が見つけられなかったことから、全く不明です。この中で名声と実績は馬良が筆頭格と思われますが、龐統がさらに上とされており、第一級の大物とまではいかないようです。列伝は馬良のみ。表記は「字」形式。第28の王甫らは、益州の名士達です。8人登場しますが、1人も列伝があるものがおらず、そ...
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季漢輔臣賛の人物について2

続き。益州出身の楊戯が書いたためか、益州人がやや目立ちます。第15の王謀・何宗・杜微・周羣は、建国前後の益州出身の大物名士達です。それぞれ漢嘉・蜀郡・梓潼・巴西の出身であり、各郡では当時トップクラスの声望があったと思われます。重用された王謀から、隠棲を貫いた杜微まで境遇は様々。王謀と何宗は列伝が無いものの、劉璋時代で既に太守クラスであり、建国前後では九卿クラスという高官でした。表記は官位ベース。第...
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劉懐粛兄弟5

前回、劉蔚祖・劉真道・劉栄祖・劉徳願・劉興祖・劉道球・劉孫登・劉道隆ら8名の略歴について述べましたが、今回はその補足など。劉懐慎は嫡男以外を「~祖」(劉栄祖・劉蔚祖・劉興祖)という名前で統一。もう一つの漢字も「栄える」系。劉懐黙の子は「登る」系?また、劉道球・劉道隆が「道」系で劉孫登と異なるタイプなので、異母兄弟?全体的に一族繁栄の願いを込めた名前のような印象です。逸話の多い人物では、劉栄祖>劉真...
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劉懐粛兄弟4

彭城安上里の劉懐粛・劉懐敬・劉懐慎・劉懐黙ら4兄弟の子供世代。『宋書』巻四十七、劉懐粛伝無子,弟懷慎以子蔚祖嗣封,官至江夏內史。最年長の劉懐粛は息子がおらず、3番目の劉懐慎の子の劉蔚祖が爵位(東興県侯)などを継承しました。劉蔚祖は後に宋の江夏内史となります。『南史』巻十七、劉懐粛、劉真道懷敬子真道為錢唐令,元嘉十三年,東土饑,帝遣揚州中從事史沈演之巡行在所,演之表真道及餘杭令劉道錫有美政。上嘉之,...
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劉懐粛兄弟3

劉懐慎は409年の南燕征伐と410年の「盧循の乱」において軍功があり、412年には北徐州・彭城を任され、以後は江北東部と中央軍務を往復する形で東晋・宋の重鎮に加わることになりました。爵位は東晋中に南城県男(五百戸)、宋建国で県侯(千戸)です。(ようやく兄の劉懐粛に追いつきました)『宋書』巻四十五、劉懐慎伝懷慎弟懷默,冠軍將軍、江夏內史,太中大夫。その劉懐慎の弟に劉懐黙がいます。『晋書』巻十、安帝紀...
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劉懐粛兄弟2

『宋書』巻四十七、劉懐粛伝初為劉敬宣寧朔府司馬,東征孫恩,有戰功,又為龍驤司馬、費令。聞高祖起義,棄縣來奔。京邑平定,振武將軍道規追桓玄,以懷肅為司馬。劉懐粛は劉敬宣の寧朔府司馬となり、孫恩征伐に参加。一方の劉裕は冠軍府司馬となり、孫恩征伐では前将軍の参軍として参加しており、ほぼ同格。しかし劉裕は戦功で将軍&太守となっており、司馬&県令の劉懐粛とは数年で大きく差が開いたようです。彼の居た費県が僑置...
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劉懐粛兄弟

宋書の列伝は第1が后妃、第2~第4が元勲、第5~第6がその他の佐命功臣となっています。また、第11が宗室。それらの間の第7・第8・第9・第10でどのような人物がまとめられてかといえば、第7~第9が劉裕(武帝)時代の武将であり、第10が「その他名将伝」(後日補足予定)となるでしょう。第7の一番手は劉懐粛です。『宋書』巻四十七、劉懐粛伝劉懷肅,彭城人,高祖從母兄也。家世貧窶,而躬耕好學。劉懐粛は劉裕と...
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三文寒士

Author:三文寒士
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