元凶の乱7

2月21日、首都で文帝弑逆と劉劭の即位。3月2日、武陵王劉駿に首都の出来事が伝達。3月、雍州と荊州で臧質・南譙王劉義宣らが挙兵。3月17日、武陵王劉駿が麾下の諸軍に挙兵を表明。3月18日、挙兵を知った臧質の親族が首都から逃走する事件。3月24日、武陵王劉駿が本拠の尋陽(江州)に到着。3月27日、尋陽から各地に挙兵の檄文。4月1日、尋陽から先鋒が出発。4月5日、尋陽から武陵王劉駿が出発。4月8日、武...
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下邳の裴玄2

『隋書』巻三十四、経籍志三、雑裴氏新言五卷,吳大鴻臚裴玄撰。呉の裴玄の著作として記録があるものが、『裴氏新言』です。色々書いてあったらしく、当時の文化風習を知る手がかりにもなっているようです。『太平御覧』巻三十七、地部二、土裴玄『新言』俗間有土公之神,雲土不可動。玄有五歲女孫,卒得病,詣市卜,雲犯土。玄即依方治之,病即愈。然後知天下有土神矣。例えば、これは「土公神」信仰に関する記述です。裴玄の5歳...
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下邳の裴玄

『建康実録』巻二、呉太祖下、赤烏十一年、歩騭時皇太子登在武昌與騭書,問遠近士君子先後之宜。具條答於時建業人物在荊州界者,諸葛瑾、陸遜、朱然、程秉、潘濬、裴玄、夏侯承、衞旌、李肅、周條、石幹等一十一人,甄別行狀,因上疏獎勸:「(略)」歩騭が挙げた荊州の11人の中に裴玄という人物がいます。潘濬の次に挙げられており、九卿かそれに次ぐ大物だったかもしれませんね。『三国志』巻五十三、厳畯伝畯著孝經傳、潮水論...
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元凶の乱6

3月27日、武陵王劉駿をトップとする挙兵軍は宋の各地に檄文を出し、劉劭打倒を呼びかけます。劉駿は時に34歳。江州刺史になってから満2年も経っておらず、強固な地盤を持っていなかった可能性はありますが、西陽蛮の討伐のために集結した諸将・諸軍が傘下にあり、また南譙王劉義宣の呼びかけに応じた荊州を含む諸州が後ろ盾になっていました。劉駿の直下で実施された主な人事は次の通り。長史:劉延孫(尋陽太守・行留府事)...
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元凶の乱5

劉劭の弑逆と即位に対して、西陽に居た江州刺史・武陵王劉駿と将軍沈慶之らが挙兵を決意した頃、荊州・雍州の長官達も各々動き出していました。(この2州は西陽に接するような場所にあり、劉駿・沈慶之が取り掛かっていた西陽蛮討伐に将兵を出していました)南譙王劉義宣は10年近く荊州を治め、司空・荊州刺史の位にありました。1月に文帝から司徒・揚州刺史への転任命令が出されますが、まだ荊州から出るよりも先に2月に(文...
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元凶の乱4

450年~451年の南北の攻防は両国に大きな損害を与え、また何人かの大物の人事にも影響しました。歴城の諸軍を率いた蕭斌は免官となり、彭城の諸軍を率いた江夏王劉義恭と武陵王劉駿は降格。彼ら東部の諸軍は北魏との戦いで失態があり、結果として淮南に侵攻され首都目前に大軍が展開するという国難に発展したことから処罰はやむを得ないでしょう。一方、襄陽の諸軍の長だった隨王劉誕や実際に諸軍を率いた柳元景らは昇格。襄...
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元凶の乱3

新皇帝劉劭は、3月に入ると各地に使者を出し、地方や諸王の人事にも着手します。その中で首都圏の揚州を再編し、浙江の西の首都一帯に司隷校尉を置き、浙水以東の五郡(会稽など)を会州として分割しました。司隷校尉には外戚に相当する中護軍殷沖を任命。叔父(41歳)の大将軍・録尚書事・南徐州刺史の江夏王劉義恭が太保・領大宗師に昇格。(劉義恭の所在は任地の京口ではなく、建康城に隣接する東府城)叔父(39歳)の司徒...
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元凶の乱2

453年2月中旬、皇太子劉劭は自分を廃位する計画を知ると麾下の将兵を連日饗応し、自ら酒を注ぐという歓待まで行います。(この饗応は侍中の王僧綽にも察知されていました)そして劉劭は隊主の陳叔児・詹叔児や齋帥の張超之・任建之(傘下の下級将校達)を腹心として計画を練りました。20日夜、皇太子陣営は(降将の)魯秀が反乱したと称して約2千の兵士を完全武装させ、(挙兵の準備を整えると)身近の大物達に意図を伝えま...
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荊州の程普、呂岱説

『三国志』巻五十二、歩騭伝權稱尊號,拜驃騎將軍,領冀州牧。是歲,都督西陵,代陸遜撫二境,頃以冀州在蜀分,解牧職。時權太子登駐武昌,愛人好善,與騭書曰:「(略)」騭於是條于時事業在荊州界者,諸葛瑾、陸遜、朱然、程普、潘濬、裴玄、夏侯承、衞旌、李肅、周條、石幹十一人,甄別行狀,因上疏奬勸曰:「(略)」ここの「程普」を日本語版のウィキペディアでは複数の記事に渡って「呂岱」と断定しています。特に根拠は載せ...
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荊州の程普、程秉説

『三国志』巻五十二、歩騭伝權稱尊號,拜驃騎將軍,領冀州牧。是歲,都督西陵,代陸遜撫二境,頃以冀州在蜀分,解牧職。時權太子登駐武昌,愛人好善,與騭書曰:「(略)」騭於是條于時事業在荊州界者,諸葛瑾、陸遜、朱然、程普、潘濬、裴玄、夏侯承、衞旌、李肅、周條、石幹十一人,甄別行狀,因上疏奬勸曰:「(略)」呉が建国された後、武昌に居た孫登からの質問を受けて歩騭が当時の荊州に居た優れた人物を挙げた中に、程普の...
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